予算管理の基本
部屋を片づけてすっきりしたときの気持ちよさ。情報を整理して、頭の中がクリアになる感覚。
それと同じように、「お金の流れ」が見えるようになると、暮らしはもっとラクになります。
とはいえ、「家計管理」「予算立て」って聞くだけでちょっと身構えてしまう人も多いはず。
私も、かつては“できるだけ節約しなきゃ”と、毎月の支出だけをぎゅうぎゅうに詰め込んでいた時期がありました。
でも本当に大事なのは、「お金を減らさないこと」じゃなくて、「自分にとって価値のあることに使える状態をつくること」
今回はそんな予算管理の基本の中でも、見落とされがちな《特別費》に焦点をあてて、
“どうすれば予算にゆとりと安心感を持たせられるか”について書いてみようと思います。
暮らしを守る“土台づくり”
「予算管理」と聞くと、「節約しなきゃ」「無駄遣いを減らさなきゃ」というイメージがあるかもしれません。でも、私にとっての予算管理は「我慢」や「制限」のためじゃなくて、
“自分らしい暮らし”を続けていくための土台づくりです。
暮らしに必要なお金の流れを整えることで、
将来への不安や焦りが減り、気持ちに余白が生まれます。
今回は、そんな予算管理の基本について、
これまでの家計管理の実践もふまえてまとめてみました。
予算を立てる目的を“お守り”にする
家計管理を続けていると、
「こんなにがんばってるのに全然貯まらない…」
「また想定外の出費が…」と落ち込むこともありますよね。
そんなときこそ思い出したいのが、
“予算を立てる目的”は何だったかということ。
💡将来、安心して働き方を選べる自分でいたい
💡お金に縛られず、大切な人との時間を楽しみたい
💡生活の満足度は下げずに、浪費は手放したい
…こんなふうに、“お金をどう使いたいか”を明確にしておくと、
途中でつまずいてもまた立て直すことができます。
これは、私自身もずっと大事にしていること。
目的があるから、予算を「守る」じゃなく「育てる」感覚になれる気がしています。
予算管理の土台は「5つの費目」
私が実践している予算管理は、
以下の5つの費目に分けるシンプルなスタイルです。
✅固定費(家賃・通信・保険など)
▶ 変動しにくい毎月の支出。まずここで「浪費」がないか見直します。
✅生活費(食費・日用品・交通費など)
▶ 実際に「暮らしを回す」ために必要な支出。日々の満足度と直結する部分です。
✅特別費(推し活・プレゼント・旅行など)
▶ 月によってバラつく“イベント的な支出”。年単位でざっくり予測するのが◎。
✅自由費(交際・美容・雑貨)
▶ 心が喜ぶお金の使い方。「この出費のおかげで頑張れる」も大事な感覚です。
✅貯蓄・投資(つみたてNISA・iDeCoなど)
▶ “今の自分”と“未来の自分”の両方を守るお金。最初に天引きするのがポイント!
特別費をあいまいにしないことが、予算管理を安定させる
意外と忘れがちなのが、「特別費」の扱いです。
たとえば、「友達の結婚祝い」「年末年始の帰省」「推しのライブ」「美容院」「ふるさと納税」など、毎月じゃないけど、“年に何回かは確実に発生する支出”ってありますよね。
これを毎月の生活費でまかなおうとすると、
「予算オーバーの理由がわからない」「今月は赤字…」と
モヤモヤの原因になってしまいます。
だから私は、
年間で“特別費カレンダー”をざっくり立てておくようにしています。
▷ たとえば、私の特別費カレンダーはこんな感じ👇
1月:帰省、推し活
2月:バレンタイン、友人との会食
3月:推し活
5月:友人との会食、ディズニー
8月:お盆の帰省、推し活
10月:ディズニー、推し活
12月:クリスマス、年末の準備
「毎月2,000円ずつ積み立てておいて、必要な月に使う」
というだけでも、家計はぐっと安定します。誕生日プレゼンととして年2万〜3万で予算をたています!また、私は趣味にお金がかかるので😹特別費として予算を立てていると、お金を気にせず楽しめています!
予算は“変わっていい”もの。定期的な見直しが前提
最初に立てた予算通りにいかないことって、普通にあります。
ライフスタイルも、価値観も、毎月少しずつ変わっていくから。
だからこそ、
「変えていい」「立て直していい」予算設計にしておくことが大切。
生活費が上がったなら、固定費や自由費を見直す
投資額がしんどくなったら、半年だけ減らしてバランス調整
サブスクの見直しで、毎月1,000円浮いた分を特別費に回す
…そんなふうに、小さな調整をしていくことで、
予算は“今の自分に合ったかたち”に育っていきます。
自分の暮らしに「フィットする予算」がいちばん強い
予算管理の基本って、ただ「いくら使うか」を決めることじゃなくて、
自分の暮らしをどう整えたいかを考えることなんだと思います。
がっちり縛るのではなく、
未来の自分をちょっとラクにしてあげるための「ゆるやかな設計図」。
そんなふうに予算と向き合えると、家計管理も続けやすくなります。
次回は「本当に必要な出費と不要な出費を見極める」編へ!
“お金の使い方=自分の価値観”をもっとクリアにしていく内容です😼✨
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